Tencentが2026年8月28日にオープンソース化した次世代フラグシップMoEモデル。総パラメータ770B(活性49B)、コンテキスト100万トークン、Apache 2.0ライセンス。78層のMoE(256ルーティング専門家+共有専門家、トークンあたりtop-8活性)を採用し、Hy3(295B/21B・256K)からサイズとコンテキストを大幅に拡張。Terminal-Bench 2.1で85.4、Toolathlon-Verified 74.1、APEX-Agents 37.1を記録し、ソフトウェア工学・オフィス分析・ゲーム開発・科学研究といった実生産性タスクに特化。キャッシュヒット$0.042/1Mと低価格で、OpenRouter・Tencent Cloud TokenHub経由で利用可能。
パラメータ
770B
コンテキスト長
1M
ライセンス
Apache 2.0
リリース日
2026-08-28
API料金
入力料金(1Mトークンあたり)
$0.834
出力料金(1Mトークンあたり)
$2.501
課金モード: standard
強み
- •総パラメータ770B/活性49BのMoEでオープン最高クラスの規模
- •100万トークン文脈で長文・長時間タスクに強い
- •Terminal-Bench 2.1 85.4でClaude Opus 5級のエージェント型コーディング
- •Apache 2.0で商用利用・微調整・自己ホストが自由
弱み
- •視覚・マルチモーダル非対応(テキストのみ)
- •複雑な課題で過剰に思考・自己検証し遅延・トークン増加
- •preview版で事前・事後学習とも改善余地あり
- •チェックポイントが極めて大きく自前展開のメモリ要件が高い
活用例
- •長期間・複数ファイルのソフトウェア工学エージェント
- •財務・保険などの複雑なオフィス文書分析
- •Unity・Unrealを用いた対話型ゲームプロトタイピング
- •分子動力学・基礎数学などの科学研究支援
深度分析
総パラメータ/活性化パラメータ
770B / 49B (MoE)
78層;256ルーティング+1共有エキスパート、上位8活性化;100万トークン・コンテキスト
コンテキストウィンドウ
1,048,576 トークン
Hy3の256Kの4倍;ネイティブMTP投機的デコード層
ライセンス
Apache 2.0
Hugging FaceとModelScopeで公開;商用利用可
入力/出力価格
$0.834 / $2.501 per 1M
キャッシュヒット $0.042/1M;クローズド最前線の数分の一
Terminal-Bench 2.1
85.4
Hy3から+14.6pt;TencentはClaude Opus 5と同等と主張
SWE-Bench Pro
51.2
DeepSWE 64.3;Toolathlon-Verified 74.1;APEX-Agents 37.1
強み
- ・770B/49Bのオープンウェイト旗艦で、Hy3の能力とコンテキストをほぼ倍増させ、寛容なライセンスを持つモデルの最上位層に位置する。
- ・Tencentの内部ブラインドテスト(4.00満点中2.99 vs GLM-5.3の2.92、Kimi K3の2.94)では、Terminal-Bench 2.1で85.4、Toolathlon-Verifiedで74.1を記録し、エージェントコーディングでOpus 5級に達する。
- ・Apache 2.0の重みに公式vLLM/SGLangレシピと、TokenHubやOpenRouter経由のAPIアクセス($0.834/$2.501 per 1Mトークン)を備える。
- ・自己改善型R&Dループ:TencentはHy4が自社の推論スタックを最適化し、エンドツーエンドで31.8%のスループット向上をもたらしたと報告。
弱み
- ・テキストのみ——GLM-5.3やDeepSeek V4-Flash-Vision-Expのようなマルチモダリティ非対応。
- ・考えすぎ・検証しすぎる傾向があり、複雑なタスクでレイテンシとトークン消費が増えることがある。
- ・あくまで早期プレビュー;Tencentは事前学習・事後学習ともにまだ大きな伸びしろがあるとしている。
- ・フルチェックポイントは非常に大きく、自ホスティングには相応のメモリと配信エンジニアリングが必要。
競合比較
| Model | Arena | SWE | GPQA | Price |
|---|---|---|---|---|
| Tencent Hy4 preview | 85.4 (Terminal-Bench 2.1) | 51.2 (SWE-Bench Pro) | N/A | $0.834/$2.501 per 1M |
| GLM-5.3 | ~84.5 (Terminal-Bench 2.1) | N/A | N/A | MIT; OpenRouter |
| Kimi K3 | ~83 (Terminal-Bench 2.1) | N/A | N/A | Open weight |
| DeepSeek V4 Pro | ~85 (Terminal-Bench 2.1) | N/A | N/A | Closed API |
Tencent Hy4 previewは同社最大の寛容ライセンス模型で、2026年8月28日にApache 2.0で公開された770B/49BのMoE(100万トークン・コンテキスト)。実務(コーディング、オフィス分析、ゲーム開発、科学)に向けて設計され、最前線の数分の一のコストでOpus 5隣接のエージェントベンチマークを叩き出す。
出典
分析生成日: 2026-09-13